小又峡

山行

紅葉の小又峡(北秋田)に行ってきました。小又峡(こまたきょう)は森吉山と並んで人気の観光スポットで、紅葉の季節には大手旅行会社のツアーも多数設定されています。

ここはかつて寒冷前線の通過による増水で事故のあったところです。私の気象講習では「危ない兆候4+1」の一つとして寒冷前線の通過を取り上げていますが、この事故を教訓にしています。

現地の状況を確認するのが今回の訪問の目的です。奇しくも訪問日は寒冷前線の通過が予想されていました。予想雨量は少ない予報だったので、雨が降り出す前に戻ってくる予定で出発しました。

おう穴(ポットホール)とか淵と呼ぶのでしょうか、この写真のように所々で底が窪んでおり水の色が濃く見えます。(写真1)

写真1

8月の大雨で「ガマ淵」近くの歩行橋が流されましたが、新しい橋がかけられて復旧していました。(写真2)

写真2

9月に入っても続いた大雨の影響で流木の滞留があり、一部は太平湖まで流れ出しています(写真3、4)。

船着場から30分近く歩くと、事故のあった橋に到着しました。写真5は下流側から撮影、写真6は上流側から撮影したものです。

現場を訪れると、資料だけではわからなかったことに気づくことが多くありました。
それについては、今後の気象講習会でお伝えしていきたいと思います。

 

コメント